寒い日が続きますね。
今日は不動産投資をされている方、またこれから始めたい方へ、入居者さんが決まりいよいよ物件の引渡しという前の入居前チェックについてお話します。
- 収益物件の入居前チェック
- 賃貸物件の入居前チェックはとっても大事な行動
- 意外と管理会社も入居前チェックをやっていないことも
- 不動産投資とは不労所得ではなく「事業」
- 不動産投資は入居者あって成り立つもの。入居者目線で様々な対策を
収益物件の入居前チェック
今朝は自分の所有している静岡市のとある街中賃貸物件へ行っていました。
何のために行ったかって?
それはですね。
その物件、2月中旬から新たに入居者さんが入ることになった物件。
その物件の引渡し前の部屋の入居前チェックをするためです。
ちなみに余談ですが、この入居をもって僕個人の不動産経営は再び満室経営に回復です。
入居前チェックとは
ところで
「入居前チェックって何?」
という方に入居前チェックで何をするのか簡単にお話します。
と言っても難しいことをするわけでは一切なく、お部屋(物件)に行って部屋の掃除をしたり、電気をつけて設備の故障がないかをチェックしたり、水を出して水漏れなどがないかのチェックをすることです。
入居前チェックでやるべきこと
- 部屋の掃除
- 部屋の設備等の不具合チェック
- 水漏れ・電気設備のチェック
- ポストの不要チラシ等の整理
- 部屋の換気
ざっと、こんなことをやります。
ね、大したことしてないでしょ。
ちょっと時間があればできちゃいますね。
賃貸物件の入居前チェックはとっても大事な行動
もし入居前チェックをやらずに新しい入居者さんに物件を引き渡した後に、部屋が汚かったり、設備が故障していたり、漏水があったりすると嫌ですよね。
僕が前に自分で借りたファミリーマンションでも、入居当日にコバエがお亡くなりになった残骸が大量に室内に放置されていたこともありました。。
正直、その物件を仲介した不動産屋さんや、大家さんへの印象は最悪からスタートでした。。。
そういうことがあると入居者さんの心象は最悪だし、もしクレームになった場合、クレーム対応の間の待たされている時間にさらにクレームが増長してしまう可能性もありますよね!
それに自分の所有している物件であれば、建物・部屋の設備や内装の状態をちゃんと目で確認できる機会なので、建物の簡易的な健康診断のようにもなって建物自体の寿命を延ばすことにもなるかも。
だからそのようなリスクを最大限無くすために必ず入居前チェックをするのです。
これは新しい入居者さんにプラスの印象を与えることができるわけではないのですが、やらなかったことが原因で、最初からマイナスの印象にしてしまい、せっかく入ってくれた入居者さんの退去スピードを速くしてしまったり、不良入居者化してしまうリスクを回避するために最低限やった方がいいことです。
入居前チェックと一緒にやっておくと喜ばれること
ちなみにプラスの印象を与える方法としては、ちょっとした日用品を手紙と一緒に置いておくなんて手もありますよね。
時々やっている方もいるみたいですね。
例えば石鹸や洗剤なんかがお部屋にあったりすると、入居者さんが引っ越し初日に生活用品を色々と買い出しに行くときに買わなくて済みますし、そういう心配りなんかで喜ばれたりしますよね!
意外と管理会社も入居前チェックをやっていないことも
入居前チェックは、不動産屋に管理を委託していれば通常は管理会社がやってくれるものと思っている方もいるかもしれませんが・・・
ここは不動産屋の裏話ですが中には入居前チェックせずに部屋が汚いまま、ポストにチラシなどが入ったまま、設備が故障していたまま引き渡してしまう会社もあったりするのですよね。
だから所有者さんが自分自身でも入居前チェックやったほうがいいんですよ!!
もちろん管理会社が入居前チェックをしてくれていれば、二重チェックで抜かりはないし、念には念を入れた方がいいですもんね!
不動産投資とは不労所得ではなく「事業」
不動産投資とは名前の通り「投資」の一種ではありますが、株などの有価証券と違って建物という現物を扱う投資。
現物(建物)は劣化などもあるため、自分でしっかり品質管理をしなければなりません。
品質管理で商品レベルを保って、入居者さんというお客様に満足のいく商品を提供する必要があるのです。
だから不動産投資はよく言われますが「事業」なんですよ。
だから「不動産賃貸業」や「不動産貸付業」という名目で業としてもしっかりと認知されているのですね。
不動産投資は入居者あって成り立つもの。入居者目線で様々な対策を
不動産投資をやっている方にとっては釈迦に説法だったかもしれません。
これから不動産投資を始めようと思う方は、不動産投資=不労収入と考えている方もいるかもしれません。
実際不労所得で食べていきたいから不動産投資を始めたいという話も聞いたりもしますし。。
でも、不動産投資というのは、こういう地味な作業の積み上げで「不動産貸付業」という業として成果を出していかなければならないという実態をじゅうぶん理解してくださいね!
決して「不労」ではないのですが、不動産投資は管理会社へのアウトソーシングと自分自身でやる業務の棲み分けがしやすい事業。
これが副業として成り立ちやすい大きな理由なんですね。
不動産投資は詳しい方に色々と話しをきいて、こんなはずじゃなかったという失敗がないように不動産投資を始めてみてください。
そして、不動産投資は入居者がいて初めて成立する事業です。
全てを管理会社や不動産会社に任せきりにしないで、自分でできることは自分でやり、入居者に喜ばれるような商品・サービスを提供することを忘れずに!