こんにちは、新富不動産スタジオの川村です。
連日新聞やワイドショーでも新型コロナウイルスの話題で持ち切りですね。
何といっても志村けんさんがコロナウイルスで亡くなったのは「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」や「志村けんのバカ殿様」など、子供のころ志村けんさんの番組でお腹を抱えて笑わせてもらった世代としてはとてもショッキングで残念なニュースでした。
ここ静岡県でも4月3日時点で14名の方の感染が確認され、また芸能界ではケツメイシのRYOJIさんや宮藤官九郎さん、そしてJリーガーやプロ野球選手の感染など我々がテレビで見てきた方々の感染が確認されたことで、今回の新型コロナウイルスがより身近な恐怖として認識された方も多いんじゃないでしょうか。
不動産業界へのコロナウイルスの影響
さて、ここ最近はコロナウイルスで暗い話題ばかりですが、我々の不動産業界でもコロナウイルスの影響が出ています。
- 物件へのお問合せの減少
- 現地販売会の来場減少
- 消費マインドの低迷による居住用不動産の買い控え
- 経営悪化による事業用不動産の買い控え
- 不動産の売り控え
- 住宅設備が入荷せず建物(設備)が完成しない
- 住宅ローン等金融機関が混雑し審査に時間がかかり決済時期の長期化
- 飲食店等テナントの経営悪化による商業物件の空室増加
- テナント物件の家賃減額
今のところ上記のような影響が見られます。
今朝も不動産業の管轄省庁である国土交通省より、不動産業者の上部団体である全国宅地建物取引業協会連合会に向けて、コロナにかかる感染症への対応要請が届き、各不動産業者にも通達がなされていました。
コロナウイルスの影響についての展望
しかし、この状況がずっと続くかというとそうでもないのではないかという意見もあります。
簡単に言えば、まだコロナウイルスが収束する気配は見えませんが、コロナウイルスはいわゆるインフルエンザや風邪のような感染症の一種です。
もちろん猛威を振るっていて現時点でも甚大な被害が世界中で出ています。
しかし、感染症である以上、今までの感染症同様必ず収束する時期が来るものです。
今はコロナウイルスに自ら感染することや、第3者に感染させる恐れから、不要不急の外出の自粛が求められ、なるべく人のいるところへ行かないという状況。
そしてコロナの影響で生産ラインの停止や消費活動の低迷が見られます。
しかし感染症である以上コロナウイルスが収束すれば、ある程度時間はかかるかもしれませんが、生産ラインも通常運転になり、また消費活動・経済活動も元通りになるはずです。
今回のコロナウイルスによる不動産市場への影響は一過性のものであるとも考えられます。
現状を嘆き不動産をたたき売ることへの疑問
コロナウイルスによって不動産が売れなくなっている事実が現時点でも見られます。
これに乗じて「売れないから安く売りましょう」という提案をする不動産業者もいます。
不動産業者は売り買いが出来なければ商売にならないので、このような状況でも自分の売り上げ確保のためには不動産を売ってもらわなければなりません。
しかしコロナウイルスという一過性の脅威が去ってしまえば、不動産の流通自体は元通りに戻るはず。
オリンピックが延期されたことも朗報であり、オリンピックまでは不動産価格も下がらないと考えています。
オリンピック以降は日本の不動産に対しての海外投資家の注目度が今までより低下するはずなので、今後は不動産を買うπが少なくなることによって不動産価格が下がるという見方が一般的です。
ですのでオリンピック以降は不動産価格は徐々に下がっていくのは間違いないと思いますが、今回のコロナウイルスによって不動産価格は若干の延命措置になったのではないかとも考えられます。
コロナウイルスの脅威が去った後が勝負
今の現状を悲観して不動産業者の言われるがままに大切な不動産を安売りしてしまう方もいると思います。
でも今の状況が「一過性」であることも考慮したうえで冷静な判断をしましょう。
なんだったらコロナウイルスが収束するまでは今売りに出しているのを「売り止め」にするくらいの措置を講じてもいいんじゃないかなと思います。
不動産は市場に売りに出している期間が長いほど「売れ残り物件」という認知をされてしまい、物件の注目度が下がり値段交渉等の材料にされてしまいがち。
そのためにいったん「売り止め」、その後また「新規物件として販売スタート」も有効な手立てだと思います。
コロナウイルスが収束した後が本当の不動産市場の勝負の時。
悪いことばかりでなく、これから先に良くなったときのことも見据えて、ご自分の不動産と向き合うのも大事だと思いますよ。
長くなりましたが本日はこれでおしまい。
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